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2025/11/19(Wed)
1ドル157円超え
19日、とうとう1ドル157円を超えてしまった。1ユーロは180超え(市場最安値を更新中)。
高市氏が、総理に就任して、10円、円安に振れたことになる。 政府や日銀さらには輸出型の大企業もしくは、海外に販売拠点を持つ多国籍型の企業にとっては、【円安】は何とも【都合のよい状態】なのだ。 円安になればなるほど、為替差益で莫大な利益を上げることが可能になるのだから。 政府は、円安になれば、ほっといても、【名目のDGP】が成長することになる。 同じく、プライマリーバランスも、ほっといても、改善されるのだ。 日銀は、物価の安定が主な仕事なので、どれだけ円安に成ろうが、責任の範囲外となる。 為替介入するのは、日銀ではなくて、政府・財務省の役割であることがそれを如実に物語っているのだ。 繰り返すが、政府も日銀も輸出型の大企業も多国籍型の企業も、【円安】の状態が、なんとも都合がよいのだ。 彼らにとっては、円安は【天国】。 一方、給料の上がらない庶民、年金だけが頼りのお年寄りたちにとっては、いまの円安は【地獄】となる。 これだけ、円安が加速されるならば、電気やガスに補助金を出しても、ガソリンの暫定税率を廃止しようが、子ども手当に2万円を上乗せしてばら撒こうが、効果が薄れてしまうことが分かる。 1リットル173円だったガソリンが、25円安くなったとしても、150円だ。 円安が進めば、もとの木阿弥。 本来ならば、政府と日銀は、とっくの昔に、政策金利の【利上げ】を行い、円高に誘導すべきなのだが、それをしない政治がある。 世の中は、偽善に満ち溢れていることを思うのである。
2025/11/18(Tue)
トリプル安
18日、円安、株安、国債安のトリプル安となった。
円は1ドル155円を突破し、日経平均は1621円安の48,702円となり、大台の5万円を割り込み、日本国債は売られ、10年物の国債の金利は17年振りに1.7%を超えた。 下がった原因としては、高市政権が掲げる積極財政、さらには急速に悪化する日中関係がある。 高市政権は、【規律ある積極財政】とかいう意味不明な目標を掲げている。 現在の自民党的な政治は、本来、左派的な政党が掲げている【大きな政府】を志向していることが分かるのだ。 本来、保守的な政治家や政党が掲げるべきは、【小さな政府】のはずである。 その【小さな政府】を実現するためには、無駄な省庁や無駄な政策や公務員の削減が不可避となる。また小さな政府を実現するためには、増税は不必要となり、結果として【減税】となるのだ。 そして、保守的な政治とは、国民には【自由】な経済活動を促し、【自立】を求めるのが本筋と言える。 アメリカのトランプ大統領が、現在進行形でやっているのは、まさしくそんな政治なのだ。 【トランプ減税】に関しては、日本のマスコミはほとんど報じないでいる。 第1次トランプ米政権下で実施されたトランプ減税は以下の様な内容。 1、連邦法人税率 35% ⇒ 21% に引き下げ 2、所得税の最高税率 39.6% ⇒ 37% に引き下げ 3、相続税や贈与税の基礎控除をほぼ倍増 ちなみに日本における法人税の実効税率は約32%で、所得税の最高税率は45%となっている。 第2次トランプ政権では、トランプ減税の恒久化を掲げている。 しかし、トランプ減税によって、10年間で3.8兆ドル(約550兆円)の財政悪化を招くことが指摘されていたのだが、それを回避するために導入されたのが、今回の【トランプ関税】だった。 米国内で減税された分を、トランプ関税で補填するという荒業。 日本のマスコミは、トランプ関税がなぜ導入されたのかを、報道しないでいる。 繰り返すが、トランプ関税は、アメリカ国内の【歴史的な減税】を穴埋めする意味合いが大きいのだ。 高市政権は、理念なき積極財政を繰り返す。 自民党的な積極財政とは、公共事業と補助金に大きく依存する政治を指す。 それは即ち、極めて投資効率の悪いおカネの使い方を意味するのだ。 市場はそれを見抜いており、今回の【トリプル安】という事態を招くことになったのだ。 高市政権の経済指南役と思しき人達は、積極財政を盛んに訴えている。 簡単な話、「国債を刷ればいい!」と訴えるのだ。 「いくら国債を刷っても、自国通貨の発行権のある日本がデフォルトすることはない」 国は破綻しないかもしれないが、国が破綻する前に、円安により国民生活が破綻するであろうことは、誰も口にしないでいる。 呆れるばかりなのだ。
2025/11/17(Mon)
仕事に励む
浮世絵の打合せをした。
(株)CoolArtJapanでは、浮世絵の原画20点から事業をスタートすることになっているが、浮世絵は作品ごとに大きさが違う。 江戸時代には、【A4サイズ】の様な厳格な規格は存在せず、おおよその大きさでそれぞれの浮世絵が、販売されていた。 額縁で装丁する場合、その微妙な大きさのズレに対応するする必要があるのだ。 関係者と協議を進めた。 その他にも、動画やホームページの作成、さらには送料等、まだまだ詰めていくべき事柄がいくつも残っている。 新しい仕事を始めるということは、つまりは面倒くさいことのオンパレードとも言えるのだ。 ふるさと納税の返礼品に関しても、打合せを行った。 肉の返礼品に関する最終のやり取り。はやくて、今週中には、ふるさとチョイス等に掲載される予定だ。 とにかく、初めての試みには、時間と手間が掛るのだ。 ふるさと納税で掲載される予定の商品は下記。 1 くまもとあか牛ハンバーグ 8個 2 和牛・くまもとあか牛カルビ・ロース・切り落としセット 3 黒毛和牛切り落とし300g×3 4 くまもとあか牛ステーキ&ハンバーグセット 5 くまもとあか牛しゃぶしゃぶ用スライス 6 ボタン(猪)肉 1.5kg 7 馬刺しスライス3種セット 8 馬刺しスライス4種セット 9 馬刺しスライス極みセット 10 馬肉づくしセット 11 熊本県産 5種類焼肉の食べ比べセット 12 BBQ肉盛りセット 13【年3回定期便】熊本県産の肉三昧食べ比べセット 14【年3回定期便】BBQ肉盛りセット 15【年3回定期便】熊本県産のくまもとあか牛肉三昧セット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まだまだ改善点はある。 赤牛のハンバーグは、6個セットや10個セットも作るべきであり、赤肉のステーキに関しても、サーロインやヒレ肉も出していこうとなった。 仕事と云うのは、待っていても、やっては来ないものだ。仕事は、自分の頭で考えて、創り出していくもの。 それを実践しているのだが、楽しい反面、辛いこと大変なことも多いことを思うのである。
2025/11/16(Sun)
不用意な発言
高市総理の発言が国際問題に発展している。
高市総理は、台湾有事が集団的自衛権の行使を認める「存立危機事態」になり得るとした答弁してしまったのだ。 そもそも台湾問題は、中国の国内問題である。 この考え方は、歴代内閣の考え方であった。この考え方を踏襲するなら、台湾有事が存立危機事態になることは、ないのだ。 存立危機事態があるとすれば、主に2つのケースが考えられる。 1、台湾有事に際して、中国人民解放軍が、日本国に戦争をしかけるケース 2、台湾有事に際して、アメリカが参戦して、集団的自衛権の発動がなされ、日本も参戦するケース 1に関しては、先ず考えられないことが言える。台湾有事に便乗して、中国が日本の領土を侵すことは、あり得ないことなのだ。 高市総理は、2のケースを考えて、存立危機事態が発生すると発言してしまった。 しかし、ウクライナでの戦争を考えてみても分かる通り、アメリカがロシアとの戦いに参戦することはないのだ。ウクライナに軍事支援することはあっても、5大常任理事国のロシアと一戦を交えることはないのだ。 台湾問題も同じである。 中国はロシアと同じく5大常任理事国であり、中国の内政問題に干渉してアメリカが参戦することは、ほぼほぼ考えられないことが分かる。 アメリカの参戦は、百害あって一利なしなのだから。 日本の保守派の議員は、その基本的なことが理解できないでいる。 保守派の議員はシーレーンがどうのこうの、言っているが、台湾有事の際は台湾を迂回して、航行すればいいだけの話なのだ。 今回の高市総理の発言を受けて、中国政府は厳しい対抗措置を宣言。 現在、中国政府は、日本への渡航や留学を自粛することを国民に呼びかけている。 経済的には、中国が市場を握っているレアアースを通じて日本に揺さぶりを掛けてくるだろうし、中国国内で稼働している日系企業に何らかの圧力や制裁を掛けて来るであろうことが予想されるのだ。 高市総理の不用意な発言によって、関係が悪化するって、一体何なのか。 「中国は大切な隣国なので、仲良くやって行きたいです」 それが言えない政治家って何なのか? 結局、保守系を名乗る政治家も、左翼系の政治家も、働いたことがない人がほとんどだ。 だから、双方、極端な考え方や発言に酔いしれるのである。 働いたことがある、人に頭を下げた経験がある人なら、自分の思想信条よりも、実利を重んじるので、「仲良くやって行きましょうよ」となる。 しかし、それができない政治がある。 日本の貿易額の最大の輸出入の相手国は中国だ。 中国が好きとか嫌いとかは置いといて、中国人と仕事をして、実際に利益を得て、暮らしている日本人は、かなりの数に上ることが言えるのだ。 もちろん中国人の観光客の中には、一部、質の悪い観光客がいるのは確かだが、大半の中国人は、基本的にはいい人達で、日本のことが好きで、わざわざ日本に来て、おカネを落としてくれている人たちなのだ。 総理大臣の不用意な発言で、日中関係がさらに悪化する政治って、一体何なのよ、と思うのである。 こんな政治を支持していたら、ますます日本人は貧しくなっていくだろうことが予見できるのだ。
2025/11/15(Sat)
ネットの時代
ネットの注文は、全国各地から頂く。
先日、注文が入ったヒノヒカリは、品川のタワーマンションの高層階に住んでいる方だった。 昨日、入った猪肉の注文は、仙台市の料理店からだった。東北からの注文は初めてとなった。 注文が増えた理由としては、楽天でクーポン券を配ったことが挙げられる。 販売を伸ばす方法は、あるのだ。 本日、Yahoo!の出店手続きを行った。 楽天の次は、Yahoo!。 楽天の手数料は、13.5%だが、Yahoo!は3%だった。 Yahoo!でも、楽天と同じことを繰り返すのだ。 おそらくその次は、Amazonへの出店となる。 結論としては、ネット専業が理に適っているということなのだ。 そして、市場を日本全国に求めていくということ。 出品する商品は、なるべく長期保存の効くものとする。 実店舗で、1日30人のお客様を待つよりも、全国から30人のお客を呼び込む方が、断然、理に適っているのだ。 おそらく、今月下旬にふるさと納税の返礼品に肉が加わる。新規出店者が殺到しており、対応が追い付かないのだとか。 ふるさと納税で最も売れる商品が、肉となっているので、展開が楽しみでもある。肉の出店まで約10ヵ月掛かったことになる。 さて、どうなるやら。
2025/11/14(Fri)
ネット専業にするべきか、どうか
14日、楽天のネット注文が7件届いていた。
1日に7件の注文は過去最高。一昨日の4件が最高だったが、その記録を2日で塗り替えたことになる。 スタッフとは、実店舗の営業を終了し、トコトン、ネットに注力した方がよいのでは、という話になった。 ネットオンリーなら、無駄な仕入れがなくなり、人件費は最小で済むのだ。 店を構えると、客が来ても来なくとも、常時、店に人がいる必要がある。結局のところ、小売りの一番の問題は、人件費なのだ。 元々がネット専門の食材専門商社を目指していたので、もう割り切って、実店舗の営業は終了し、ネットに経営資源を集中すべきではないか、と考えるに至っている。 ちなみに、本日頂いた注文の客単価は約1万円であった。今回、猪肉(9800円)が初めて売れた。 ネットの世界では、高い米ほど売れる。 七城のヒノヒカリを楽天で5キロ7500円(送料込み)、10キロ14000円(送料込み)で売っているのだが、高い米が一番売れている現実があるのだ。 一方、実店舗では、安いブレンド米が売れ、高い米は中々売れないでいる。 もうしばらく様子を見て、実店舗の営業を終了するかどうかは、年末までに見定めたいと考えている。 https://www.rakuten.co.jp/yasaikan/
2025/11/13(Thr)
良い話と悪い話と
仕事ができない人達
良い話と悪い話があった。
先ずは、良い話から。 楽天の注文が4件入っていた。米、肉、果物等の計4件。 1日に4件の注文は、初めてのことであった。 スタッフとは、注力するエネルギーの割合を、ネットと店舗を9:1にしていこうとなった。 将来的には、実店舗での営業は止め、ネットだけの商取引にしていく可能性が高まっている。 今後とも、ネット戦略に、より傾注していくこととなった。 市場を、日本全体に求めるのだ。 将来的に、1日に30件の受注は必ず達成可能と考えている。 次は、悪い話。 小規模多機能ホームの3部屋増床計画に関して。 この話は、元々、国・県が主導する補助金が出発点だった。 古くなった介護施設向けの補助金制度があり、改修や増築をする場合、補助金が下りる仕組みがある。 増築する場合、1部屋あたり約85万円の補助金が下りるという。 折角なので、補助金を申請することになったのだ。 今回、3部屋増築するので、満額、補助金が下りた場合、約250万円の補助金が下りる予定だった。 行政(菊池市、熊本県)の指導の通り、8月までに、見積もりと図面と計画書を提出。 行政の説明によれば、9月中旬に補助金の内諾が出て、10月には補助金が支給され、工事が始まる予定だった。 金融機関にもその旨を伝え、融資の算段も終わっていた。 しかし、待てど暮らせど、県からは何の連絡も入らず、11月となった。 本日、窓口となっていた菊池市から、延期の連絡が入ったのだ。 国が今回の補助金に関して、財源が確保できず、結果、延期しますとのこと。 菊池市の高齢者支援課の担当者によると、こんな延期は初めてなのだとか。 県や自治体には、苦情の電話が殺到しているという。 そりゃ、そうだ。 工事を請け負う業者は、年末の忙しい時期に、予定をあけているのだ。国の都合によって、仕事がなくなったら死活問題となる。 菊池市で、予算が確保できるのは、補正予算を組んだ後の来年3月になるだろうとのことであった。 国の予算執行が遅れている理由に関しての説明は、なかったとのことであったが、おそらく国会が開かれていなかったことが大きいとのこと。 7月20日に参議院選挙が行われて以降、国会は3ヵ月開かれなかった。秋の臨時国会が開かれても、高市総理は、外遊に有頂天となり、国会は事実上の休会状態が続いた。 結果、補助金の話は延期・流れたのだ。 全国で改修工事を予定していた介護事業者やその工事を請け負う業者からは、怨嗟の声が上がっているに違いない。 とにかく、濱田としては、まともに仕事をしろよ、と云いたい。 公務員は、業者に対しては厳しく指導するが、延期になっても誰も責任を取らない立場にある。 では、濱田はどうするか? (有)草佳苑は、増改築に関して補助金を活用したことがなかったので、今回、優先的に補助金を獲得する可能性が高いとのことであった。 しかし、行政に合わせていたのでは、工事開始は来年4月以降になる。 濱田は乞食ではないので、今回、補助金は考えず、計画を予定通り実行することになるだろう。(まだ、確定ではないのだが) この物価高の中、行政にお付き合いしていたら、会社は沈むことを思うのである。 |